月岡貞夫

月岡貞夫のブログ

アニメーション作家・月岡貞夫が、半世紀以上の経験と新作絵本「ミンミン・ブンブン」について綴ります。

最近の記事

東映動画の時代・02

「狼少年ケン」のはなしに入る前に手塚師匠のもとから東映動画に移った事情について少し書いておきたい。 「西遊記」製作完成と共に師匠のもとに帰る予定だったのだが、完成が近づいたころに東映動画側(演出助手の白川氏)から東映に残らないか、というはなしがあったのだ。アニメも続けたいが師匠との約束が優先するので無理だね、と答えたのであった。 ...

2026年5月13日 · 30 分 · 月岡貞夫

東映動画の時代

私は手塚治虫師匠の招請を頂いて新潟・新発田の高校・建築科を卒業すると同時にマンガのアシスタントとして、渋谷区の初台に来たのが1958年だったかな。それから2年もしない1960頃に師匠のもとに東映動画から師匠の描く「ぼくのそんごくう・秋田書店」のアニメーション化のお話があり、はからずも私が手塚師匠の代理として東映動画に出向というかたちでスタジオがある大泉学園駅に通うこととなったのである。 ...

2026年4月26日 · 18 分 · 月岡貞夫

うける・手塚師匠から貰ったもの

この「うける」という単語には、充てる漢字がないのだ。 「受ける」という漢字は、物を受け取る、受け渡す、といった意味だが、マンガやアニメがウケた・ウケない、という使い方は、オーディエンス(見る人・聞く人)の心に届いたかどうかの指標を表す言葉となっているのである。 ...

2026年3月30日 · 26 分 · 月岡貞夫

リアリティとリアリズム

本当らしさ この二つの言葉は、案外ごっちゃにされている。 若い学生たちだけではなく、プロの人たちの間でもそうなのだ。 まずはそこを、少し考えてみたい。 アニメというのは、とにかくたくさんの画を描く仕事である。 一秒間に24枚。 ...

2026年3月23日 · 17 分 · 月岡貞夫

画とAIについて

人間の描く線 人間の描く画の線には、勢いとか緩慢とか、しなやかさ、惑い、色気などがある。もちろん意識して求めるものもあるし、無意識に出てくるものもある。 人が描く画には、そうしたものが自然にアジャストされているのだ。 ...

2026年3月20日 · 3 分 · 月岡貞夫